秩父宮開催の安売りはよくない

シーズンも佳境に入ってまいりました。

東京S 64-12 花園
静岡 19-15 BR東京
東京ベイ 15-5 横浜
BL東京 19-18 豊田
埼玉 61-29 相模原
神戸 59-26 東葛

3/18開催の3試合がどこも接戦で、しかも同じ時間にキックオフといううれしい悲鳴だったのですが、関東開催の2試合が大雨のせいで不確定要素が多かったため瑞穂のBL東京v豊田に固定と腹をくくったところ、80分過ぎのコンヴァージョンを豊田のキッカーが外してサヨナラ勝ちならずという、なかなかにスリリングなゲームが堪能できました。勝ったBL東京ですが、バックス陣にけが人が多く、フィニッシュに苦労してる印象があります。特にWTBナイカブラ不在は目に見えて痛いですね。4位の横浜が東京ベイに負けて勝ち点差は「3」。最終節の埼玉戦まで全勝で行け「れば」というところでしょうが、横浜は東葛と花園という「ボーナスステージ」残しなんですよね。さすがに横浜が滑り込むかなぁ。

ところで、今節はもともとの予定が変更になったおかげで、3/19の相模原v埼玉@秩父宮を見に行ったのですが、いろいろと残念でした。

相模原はファンサービスも頑張ってるし、リーグワンの理念(とやら)に共鳴しているクラブだと思って評価していますが、この日の観客は快晴の日曜午後にもかかわらず4700人と、リーグが定めるとりあえずの〝目標〟の5000人割れ。しかも、相模原のホストゲームなのに観客席は埼玉のジャージのカラーである青が目立つばかり。理由は明白で、試合前から趨勢がわかっているから、わざわざスタジアムに来ないんですね。そして、結果は御覧のあり様。負けるにしてもなぜギオンスでやらなかったのか甚だ疑問です。

アクセスが良くラグビーファンが慣れ親しんだ秩父宮で開催するなとは言いませんが、変に安売りしてホストタウンの機運を盛り下げちゃうのはかえって逆効果だと思うんですよね。東京ベイが江戸川陸上競技場を「聖地」化して成功しつつあるのは、チームが強いだけではないと思うのですよ。

さて、もう一つの争いである「入替戦圏内」ですが、花園と東葛は数字的にも内容的にもほぼ確定といっていいでしょう。この2チームはちょっと家賃が高すぎました。花園はクーパー筆頭に、外国人(しかもサイズのある人)に不詳者続出という不運もありますが、ディフェンス崩壊では打つ手もありません。こうなると、興味は入替戦になるわけですが、私の見立てでは花園も東葛も相手が浦安になろうと三重になろうと、敗戦でDiv2落ちが妥当だと思っています。