札幌の友達と遊んだり

美味いものを食うついでに(つぼ鯛の握りが最高だった)ドリムスを見てきた。

春から本隊とドリムスを平行して見てきて気がついたのは、

ドリムスの最大の武器で最大の弱点は「いつでも見られる」ということだ。

今は毎週毎週平日にまで何らかのイベントがある時代だから、

「いつでも見られる」のはどんなグループも当然なんだけど、

少なくとも「今この時のメンバー」は

もちろんその時でしか見ることはできない。

しかし、ドリームモーニング娘。は違うのだ。

市川だろうと中野だろうと札幌だろうと、

ステージ上の彼女たちは常に変わらないのだ。

これは「メンバーが明日いなくなるかもしれない」という

ハロープロジェクトが内包している問題を

ほとんど抱えていないということに尽きると思う。

藤本が妊娠で抜けたが、別にたいした影響もないし、商売には関係ない。

本隊やほかのグループが持つ

「今しか見られない感」=究極の緊張感がないのだ。

だからドリームモーニング娘。のステージは時間と環境が変わろうが

常に「75点」をキープして普通に終わっていく。

もちろん、飯田や矢口といった人妻メンが抜けることもあるかもしれないし、

小春がモデル専念になるときはきっと来るだろう。

それでも、ドリームモーニング娘。は変わらぬステージを送るだろう。

極端なことをいえば、中澤と安倍さえいればいいのだ。

かつて、さいたまスーパーアリーナで見たモーニング娘。のコンサートは

まるでディズニーランドや東京ドームの巨人戦のようだった。

つまり、常に一定のエンターテインメントが保障された世界。

当時に比べて今はトークも自由度が増し、迫力と貫禄はさすがだ。

それでも、そこに進化は無い。

今年は懐かしさと一周回った珍しさで客をどうにかひきつけた。

しかし、もし来年もこのプロジェクトが続くなら

何かしらのファクターが無いとそっぽを向かれても仕方が無いと思う。

そのファクターが新曲なのかメンバー変更なのかはわからないが、

高橋愛の加入」だけでないことは言っておきたい。

ステージ上に安倍なつみ高橋愛は二人も要らないのだ。