都内某所で『キル・ビルVol.1』(クエンティン・タランティーノ)を鑑賞。
筋の説明は省略。結論から言うと、タランティーノがとにかく自分が見たい映画を撮っただけのこと。ただし、タランティーノは一級品のB級映画ファンであるので、その彼が見たい映画というのは当然素晴らしいB級映画なわけで、映画的な感動はほとんど無いに等しいが、興奮のあまり、終わった瞬間に「もう一回見たい!」と思わせる魅力は山ほどある。★★★★★。
細かい見所で言うと、キャスティングが絶妙。特に日本人の役者はVシネでも見ていないと思いつかないだろ、あれは。國村隼北村一輝だぜ。あと、栗山千秋に惚れこんだタランティーノのセンスは日本の中学生クラスだが、間違ってはいない。いや、むしろ正しい。
音楽はいつもどおりセンス抜群なんだけど、中でも目立つのはやっぱ、「ウィークエンダー」のテーマだな。あるシーンになると必ずかかるみたいなんだけど、開巻1分でかかったときは爆笑した。

とりあえず、公開されたらもう1回行く。全体的な評価は第2部のラスト次第だとは思うけど。