京成ローザで「冷たい雨に撃て、約束の銃弾を」(ジョニー・トー)を観賞。
舞台はマカオ。会計士の夫と2人の息子たちが3人組に襲撃され死亡、フランス人妻だけが瀕死の重傷で生き残った。
パリからやってきた父親のコステロ(ジョニー・アリディ)は娘家族の復讐を決意する。
一方、ボスの愛人の殺害した頼まれた殺し屋3人組(アンソニー・ウォン、ラム・シュ、ラム・カートン)は
無事仕事をこなすものの、コステロにその現場を目撃されてしまう。
彼らの腕を買ったコステロは復讐を依頼、ともに戦うことになる。
実はコステロは20年前に引退したフランスの殺し屋だった。
「復讐と友情」で結びついた4人の戦いの行方は?
映画のすべては飛び交う銃弾と無言の友情にあり!
ストーリーだけ読めばまるでチャールズ・ブロンソンのB級映画だけど、
単なる復讐ものにとどまらない厚みと仕掛けはさすがで、
妥協の余地も無駄なカットも一切ないジョニー・トーならではの世界がここにある。
悪役のサイモン・ヤムのふてぶてしさもいい(これ、重要)。
最高に面白かった。もう1回見たいくらい。