- 作者: 桜庭一樹
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2008/05/28
- メディア: 単行本
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恋愛小説家の娘、荒野を主人公に、どこにでもいる十代の悩みと成長を描く青春恋愛小説。
継母の蓉子、その連れ子の裕弥らサブキャラの造形が素晴らしく、
「周囲によって生かされている十代だけども、いろいろあるんだよ」という閉塞感と開き直りが
少女の目線から外れることなく描かれている。
1、2章はファミ通文庫で発行され、こちらは3章を加えた完全バージョン。
ファミ通文庫のミギーのイラストがぴったりだっただけに、あっちのほうが出来がいいと思うのは俺だけ?
このコーナーで紹介する本の中ではめずらしく、女性向けの作品。
男が読んでも面白くないと思う。